9.1. ChemDraw/Chem3Dとの連携¶
ChemDraw上で構造式を描画して作成した分子は、次の SMILES形式 または mol形式 でWinmostarに読み込むことができます。 Chem3Dで作成した3次元構造を読み込む場合は、SMILESまたはmol形式を経由すると立体構造や水素原子の情報が欠落するため、Chem3Dから Gaussian入力形式 でWinmostarに読み込ませてください。
9.1.1. ChemDrawからSMILES形式で読み込む場合¶
操作手順は以下の通りです。
- ChemDrawで分子をモデリングした後、 をクリックします。
- Winmostarで Enter SMILES の欄に先ほどコピーした文字列をペーストします。 をクリックし、
- Import ボタンをクリックすると、メインウィンドウに分子がモデリングされます。
9.1.2. ChemDrawからmol形式で読み込む場合¶
操作手順は以下の通りです。
- ChemDrawで分子をモデリングした後、 をクリックし、MDL MolFile形式を選択しファイルを保存します。
- Winmostarで先ほど保存したファイルを開きます。ChemDrawで出力したmolファイルには水素が含まれず、結合長も適切でないため、Winmostar上で自動的に結合長の調整と水素の付加が行われます。
9.1.3. Chem3DからGaussian入力形式で読み込む場合¶
操作手順は以下の通りです。
- Chem3Dで分子をモデリングした後、 Gaussian Input (.gjf,.gjc)形式 を選択しファイルを保存します。 をクリックし、
- Winmostarで先ほど保存したファイルを開くと、メインウィンドウに分子が表示されます。その後、使用したいソルバのキーワード設定から計算内容を設定してください。