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新機能

Winmostar V11新機能・改良点

合計155点以上の変更点があり、ここでは一部を紹介しています。詳細は更新履歴を参照してください。

Winmostar V10から移行するユーザは、移行ガイドも参照してください。

Winmostar V9以前のユーザは、各バージョンで追加された主な機能も参照してください。

ジョブ・ファイルの自動管理

関連するジョブに必要なファイルはプロジェクトとして一括管理され、V10以前の煩雑なファイル管理が不要となります。

複数ジョブの連続実行

平衡化からの本計算のように、複数のジョブからなるシミュレーションを1回の操作で設定できるようになります。

リモートジョブの操作性向上

ローカルジョブとの手順の統一化、リモートサーバの動作テスト、ファイルの自動転送などに対応しました。

パラメータまたは構造のスキャン

同一構造に対し異なるパラメータでの計算、または同一パラメータで異なる構造に対する計算に対応しました。

力場の高度な編集

OPLS-AAでの力場割り当て、力場の補完、無機化合物へのUFF、Dreiding割り当て、量子化学計算によるパラメータ調整に対応しました。

計算エラーの検出

ログファイルからのエラー内容の自動抽出により、不測の事態への対処を迅速に行えるようになりました。

右クリックによる迅速な編集操作

ツールバーやメインメニューに行くことなく、分子表示エリア上で直接各種の編集操作を選択できるようになりました。

量子化学計算のキーワード追加

GAMESS、Gaussianで設定できる内容(計算手法、溶媒効果、ONIOMなど)を拡充しました。

Quantum ESPRESSOの設定補助機能

K点数や擬ポテンシャルなどを結晶の種類に極力依存しない形で設定できるようにしました。NMR計算、EFG計算、Bader電荷計算に対応しました。

AkaiKKRによる固溶体の高精度計算

KKR-CPA法に対応したAkaiKKRのGUIの搭載により、固溶体の高精度なDFT計算が可能となりました。

VASPによる第一原理計算に対応

第一原理計算のソルバとして広く使われているVASPに対応しました。Winmostarから設定できる項目は今後拡充する予定です。

on-the-fly機械学習力場MDに対応

VASPを用いた機械学習力場(機械学習ポテンシャル、AI力場)分子動力学計算に対応しました。

モンテカルロ法(GEMC, GCMC)のサポート

モンテカルロ法のソルバとしてTowheeに対応しました。希薄な気体の吸着などの解析が可能になりました。

LAMMPS、Quantum ESPRESSOのインストールを簡略化

ユーザの多いLAMMPS、Quantum ESPRESSOがCygwinWMに同梱されたため、より手軽にWinmostarを利用できるようになりました。

各種処理の高速化

サイズの大きいアニメーションの読み込み、空間群の検出、GaussianやQEのログ読み込み、力場割り当て処理などを高速化しました。

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