6.18. メニュー
FDMNESに関するメニューです。
FDMNESをインストールする方法は インストール に記載しています。
6.18.1. キーワード設定
FDMNESの計算条件を設定します。設定後、すぐに計算を実行する場合は Run ボタン、一旦メインウィンドウに戻る場合は OK ボタンを押してください。
Run をクリックしたときの挙動は 実行 を参照してください。
Reset ボタンでデフォルトの状態に戻ります。
- Target Atom
XANESスペクトルの測定対象の原子(Absorber)を指定します。 Set Atom ボタンをクリックすると、メインウィンドウでマーカーが付いた原子が設定されます。。
- Edge
取得したいXANESスペクトルの電子殻を選択します。
- Range
取得したいXANESスペクトルの範囲を指定します。
- Cluster Radius
FDMNES内部にてシミュレーションセル(スーパーセル)を展開して作成されるクラスタの半径を指定します。 この値が大きいほどバルクの状態に近づきますが、処理速度は低下します。
- Method
計算手法を選択します。
- Convolution
ローレンツ関数で畳み込みブロードニングしたスペクトルを取得します。
- Calc LDOS
局所状態密度(LDOS)を、ファイル名末尾が_sd*.txtとなっているファイルの中に出力します。
- Definition for Energy
XANESスペクトルを表示する際の横軸(エネルギー)の定義を指定します。
6.18.2. 実行
FDMNESを実行します。
実行に伴い以下のファイルが生成されます。(主要なファイルのみ表示) 例として入力ファイルが
cu.fdmnes
の時のファイル/フォルダ名を併記しています。
種類
説明
logファイルcu.log
計算のログファイルです。
batファイルcu.bat
FDMNESを実行するためのバッチファイルです。
convファイルcu_conv.txt
XANESスペクトルなどのデータが記録されたテキストファイルです。
ジョブは Winmostar Job Manager を通じて実行されます。
6.18.3. ログを表示 (log)
ログファイルをテキストエディタで開きます。
6.18.4. 結果解析
6.18.4.1. XANESスペクトル
convファイル(
*_conv.txt
)を選択し、XANESスペクトルを表示します。