6.30. Energy Plotウィンドウ
分子動力学計算の各種エネルギー、温度、圧力等の熱力学量の時間変化を表示します。
ソルバによって出現するUIは異なります。
Energy Terms で項目を選択し、 Draw ボタンをクリックするとグラフが表示されます。
グラフ描画エリアの操作方法は グラフの操作方法 を参照してください。
- Uncheck All on Launch
チェックがついている場合は、本機能を立ち上げるたびにEnergy Termsにチェックが入っていない状態になります。チェックがついていない場合は、Energy Termsのチェックがついている項目が保存されます。特定のソルバでのみ出現します。
- Block Average
Size で指定したサイズでブロック平均した値をプロットします。瞬時値の揺らぎが大きい物理量をプロットする際に有用です。
- Normalize by Nmol
分子数でエネルギーを規格化します。分子数を取得するために、座標ファイルを選択します。
- Plot Each Data Set on Separate Graphs
チェックがついている場合は、各項目を個別のグラフにプロットします。チェックがついていない場合は、1枚のグラフに各項目が同時にプロットされます。
- Calc Ave
各項目の平均値をテキストファイルで出力します。 Calc Stdev and drift にチェックが入っている場合は標準偏差とドリフト(時系列データを線形回帰して得られた直線の最小値、最大値の差)も出力します。
Gromacsの場合は、 gmx energy を実行し、比熱、bulk modulusなどの揺らぎから求める物性も出力されます。
- Draw
グラフを描画します。
Gromacsの場合は、 gmx energy を実行します。
- Close
ウィンドウを閉じます。